原木栽培とは
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原木栽培とは

現在主流になっている菌床栽培は、おがくずを固めたブロックにきのこの菌を入れ込み、湿度を保った暗所にて栽培します。
原木栽培は樹木を切り倒し、きのこの菌を入れ込みじっくり時間をかけて菌糸を張り巡らせ、
自然と発生するのを待ちます。
原木の栄養と、菌の繁殖力を利用し、自然の力を最大限に活用し完全無農薬で栽培します。
そのため、原木しいたけは深いこげ茶色になっており、艶もあります。
また、風味や香りも強く、肉厚に育つのが良さでもあり特徴です。

原木栽培の流れ

STEP 1

伐採・植菌

栽培に使用する原木を自ら伐採します。
樹木は冬に入る前の時期が最も栄養を蓄えていますので、葉が紅く染まりだしたら伐採作業に入ります。
切り倒した原木にしいたけ菌である「タネコマ」を打ち込みます。
伐採・植菌
STEP 2

原木を寝かす

打ち込んだ原木は一定の温度と室度を保たせ、日光が直接当たらないようにビニールで覆い寝かせます。
また、原木にしいたけ菌がよく蔓延するように、2ヶ月に1度上下をひっくり返します。 植菌後、250~300日ほどでしいたけ菌が行きわたり、しいたけが発生する準備が整います。
原木を寝かす
STEP 3

しいたけの発生・収穫

原木に打刺激を与え、すぐに冷水の中に沈めます。
6~12時間後に水から引き上げ、涼しい場所で2~3日置きます。
その後山に移動し、原木をきれいに積み上げていきます。
すると1週間ほどで、しいたけが収穫できるほどの大きさに成長しますので、1日3回と分けて収穫します。ここまでで実は約1年半もの期間を要しているのです。
しいたけの発生・収穫
STEP 4

原木の休養

収穫の終えた原木は別のハウスに移動させます。
再利用してまた美味しいしいたけを発生させるために、原木を寝かせ栄養を貯めてもらい次の栽培に備えます。
原木の休養
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